結婚相談所物語

感動の涙まで 前編

今から八ヶ月ほど前のことです。三人の男の子を持つお母様が来社されました。二人の弟達は結婚しているそうですが、ご長男だけがまだ一人で心配だとの事でした。


彼は、仕事も住まいも東京で遠方の為、目が届かずこのまま本人任せでは、一生結婚できないのでは・・・などと気になっていたとのことでした。


そして本人に内緒で入会されました。
ご来社のきっかけは私からの一本の電話でした。


その日から数日後、サロンへ久しぶりに寄ってくださった女性会員に私はなぜかピーンと運命を感じました。


とても気立てのいい、しっかりとした女性でした。即座に、彼女に「東京にお嫁に行く気はないですか」と尋ねている自分がいました。


「お会いしてみたいです!よろしくお願いします!」と、彼女の即答に私もびっくり、目がキラキラして、とてもチャーミングな女性です。海外の大学を卒業後ホテルのフロントでのお仕事 27歳。


後で知ったことですが、彼女のお姉様もエムロードで結婚されたとのことでした。


数日後、彼のお母様が彼を東京から三宮のエムロードまで、なんとかごまかしながら連れて来られました。


彼は、府立大学院卒 183cm 34歳技術開発のお仕事・・・想像した通り、私の娘のお婿さんに欲しいと、思わせる程の好青年でした。


彼のけげんそうな顔も話をするうちに少し打ち解けてくれるようになり、その週の土曜日に彼女とお会いすることになりました。


私は、サロンでのご紹介の時、様子が気になり、何度も横を通り過ぎたり、耳を澄ましたりと、気になって仕方ありませんでした。


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神戸支社アドバイザー 野村