結婚相談所物語

感動の涙まで 後編

でも彼女の今まで聴いたことのない高らかな笑い声から、「ああ~彼女、彼の事きっと気に入って下さっている」と小さい声で思わず呟いてしまいました。


それから一ヵ月後、彼がまた神戸へ帰って下さって花火を観たり、そのまた一ヵ月後には、彼女が東京へ行ったりして瞬く間に二人の距離は、縮まっていきました。


「夏の暑い遊園地の長い待ち時間でも、二人一緒なら、とても楽しかった」と聞かされたとき、私は確信しました。


それから暫くして、ご両家紹介を終え、お二人に来社頂いた時の事、久しぶりに会った彼女がとても綺麗になって、彼もますます男らしくなって、それはそれはお似合いでした。


成婚の時、私にいただいたお手紙にはこう書かれていました。
「親が内緒で入り、最初は「疑」の方が強い半信半疑でしたが、今は、素晴らしい方と出会うことができました。ありがとうございました。」と。


彼女からは「今まで色々良くして下さり、本当にありがとうございました。この様な素敵な方と巡り会えて幸せです。これから二人で一緒に幸せになります。ありがとうございました。」と。


そして、アドバイザー全員で"おめでとう"と拍手で送り出しているときです。彼女から、「お世話になりました。しあわせになります。」と言った瞬間、彼がみんなの前で、「僕が彼女を守っていきます。」と言われたのです。


彼女の目から涙が溢れ、アドバイザー・そしてその場にいる全員感動で涙が止まりませんでした。


こうして、一本のお電話で繋がった縁は、実を結び、感動まで頂き、私も幸せをいただきました。・・・「この仕事をしていてよかった!」と、しみじみ思い、明日からの糧となる事が出来ました。


お二人に感謝です。ありがとうございました。
・・・どうぞ、末永く、おしあわせに・・・


神戸支社アドバイザー 野村