残念だったのは3組目、二卵性のお二人でした。
お相手は阪神間の人、という絶対条件こそ一致していましたが、性格もまるで違います。
お姉さんは繊細で、とにかくデータをきめ細かくチェックする方でした。
だからなかなかお見合いに至らず、結局ご縁もなくなりそのままとなってしまいました。
一方の妹さんはすべて我々にお任せ。
ご紹介をすれば写真も見ないでとりあえず会ってみるという方で、
お見合い当日にお相手の確認、ということもしばしば。
そのうち阪神間在住の銀行員とお付き合いが始まり、順調に日を重ねていました。
ところが、彼が仙台へ転勤になってしまったのです。
彼は"阪神間の人"という絶対条件からはみ出してしまったのです。
この時はちょっとアドバイザーの勘が働きました。
私は「条件に合わないわね。お断りしておきましょうか?」と少し意地悪言ってみたのです。
案の定彼女からは「断らないで!」
そしてほどなくゴールイン。
知らない土地での生活でかえって二人の絆は深まりました、と嬉しいお便りをいただいております。
実は現在4組目と5組目の双子さんがいらっしゃいます。
お預かりした時、つい私は口を滑らせてしまいました。
「えっ!双子さん!?」でも今回はまずお一人ずつで正直ほっとしています。
そのうち弟さん、妹さんもとのことですが、
なにはともあれ、ひとまずやれやれ。
マリッジ・コンサルタント 山名 友子