本人に任せていますので親は関知しません。
もういい大人ですから、親は口出しすることもないでしょう。
こう言われれば、至極ごもっとも...なんて私は思いません。
結婚について、家庭について、人生設計について、
時間を割いて膝を突き合わせて話をしたことがありますか?
親より背丈が伸びて知識が勝って、
それで立派に成長したと安心していませんか?
社会に出られるようになったからって、これからなのですよ。
お子様方は。
それをそこで放置してしまうものだから、
大事な時機を逃しちゃった、ということになるのです。
その上恋愛と結婚を混同された日にはたまったものじゃありません。
恋愛は結婚の端緒の一つ。
すべての始まりではありません。
ましてや幸せな結婚の条件でもありません。
そもそも恋愛と結婚は似て非なるもの。
隣り合わせにあるけれど次元が異なります。
本人が積極的であろうが親主導であろうが、結果は同じ。
子供に任せたからいいご縁がまとまるとは限らないのです。
男性は高校の先生。
運動部の顧問も引き受けてとても熱心な先生です。
女性もあらゆる教員免許を持つ小学校の先生。
どちらも尊敬するのはご両親というのですから、
素晴らしい家庭環境だったのでしょう。
マリッジ・コンサルタント 山名 友子