お似合いの二人、おしどり夫婦、ビッグカップル等々・・・
何となく二人でいることが想像に難くなく違和感を覚えない時、
羨望の気持ちも込めてこう表現しますね。
しかし、当の本人たちは心の奥底でどう思っているかわかりません。
本音と建前は男女の仲にもあるもの。
他人は二人の仲をあれこれ言いますが、
一番大切なのは他人の目にどう映るかではなく本人たちの真意です。
ある男性の呟きに耳を傾けてみましょう。
「いつまで仮面の夫婦を続けるつもり?」
図星でした。
誰もが言いにくいことをさらりと単刀直入に切り出されたおかげで、
何だか気持ちがすっと楽になりました。
仮面の夫婦とはまさに言い得て妙。
お似合いだ、絵に描いたようなカップルだ、などと言われて結婚し、
冷え切ってしまったにもかかわらずそうした他人の目を気にして
"いい夫婦"を演じる。
実の母親の目さえごまかそうとしていました・・・
しかし疲れました。
思えば、他人から見た自分なんか実体でもなんでもありません。
単なる映像、勝手に映っている幻。
そんな影みたいなやつの形ばかりを気にしていたなんて、何と愚かだったのでしょう
マリッジ・コンサルタント 山名 友子