白夜の一人暮らしの楽しみを奪うのは忍びない、
とそこは理解のある彼女。
だから帰ってから努力してね、
とアスレチックジムのチケットが結納返しで、
彼女の母親による援護射撃がこれまた素晴らしい。
自信たっぷりに「私も主人を痩せさせました!」
今頃は暖かくも厳しい目に見守られながら、
スリムな花婿目指して北欧で育った分を汗とともに流していることでしょう。
難しい母親。
だけど一旦符号が合えばこんなに心強い協力者はありません。
短い時間。
だけど自ずと集中できて迷いが生じません。
理想の規格に程遠い。
だけど自分の力で修正するという楽しみができるでしょう。
そんなこんなでシナリオなんて書けたもんじゃなかったけれど、
それでもなんとかうまく収まったお話でした。
要は幸せなカップルが生まれればいいのです...からね。
マリッジ・コンサルタント 山名 友子