お喋り好きとか口数が少ないとか、
それはその人の持ち味であって、
どちらがいいとか悪いとかというものではありません。
言葉数とコミュニケーションの手段としての言葉とは違う次元のこと。
だけどコミュニケーションも破綻するほど極端に口数が少なければ、
言葉の存在意義がなくなってしまいます。
彼はその存在意義を考えさせられるほど寡黙な男性でした。
彼は母親入会の会員でした。
母親が息子に内緒で入会するということはよくあることです。
そして、知り合いのお嬢さんに会ってみない?
と切り出すとしぶしぶでも会ってみようかとなるものを、
結婚紹介所で紹介してもらったから、
となると受け付けないということもままあることです。
ですから彼も、
母親の知り合いの紹介という設定で何度かお見合いをしました。
しかしそれが毎回いけません。
眉目秀麗、学歴申し分なし、しかも家業に入って次期後継者。
ですから人気はあるのですが・・・
マリッジ・コンサルタント 山名 友子