眉目秀麗、学歴申し分なし、しかも家業に入って次期後継者。
ですから人気はあるのですが、
それが会うと寡黙というより無愛想で、
ほとんど会話が成り立たないのですからどうしようもありません。
一般のサラリーマンとは異なるので、
女性たちもつい収入や生活のことなど
条件を色々尋ねることから入ってしまい、
そうなると決まって無口になってしまうのです。
ただ、
結婚そのものから目を背けていたのではなかったようです。
その証拠にある日パーティーに参加してきました。
ところがパーティーで知り合った彼女は、
大学で教鞭を執る素敵な女性でした。
少し適齢期をやり過ごしてしまったけれど
仕事は充実し生活も安定しており、
ただ毎日は平坦で、
ひとりきりの寂しさは埋めようがなく、
誰かと様々な経験を共感し合いながら
潤いある生活を送りたいとの思いで入会していました。
経済的な安定よりもむしろ
心の揺れ動きの方が彼女には心地良かったのです。
一方彼は・・・
マリッジ・コンサルタント 山名 友子