結婚相談所物語

2015年、結婚相談所物語 前半戦

2015年にご紹介した物語を一挙ご紹介させていただきます。全ての物語は実際にあった話やいただいたお手紙をなどを元に、許可をいただいたうえで、物語として再構成させていただいたものです。まずは前半戦。


思い通りにいかねども2
「親の言いなりなんて真っ平だ。思いっきり親元離れているこの機会に、気分よく気ままに暮らそう。結婚なんてまだまだ先、まずは金を貯めて欲しい車を買わなくちゃ。そう思っていた。」 なのに、知らないうちに・・・続きを読む
「決める」ということ
正直に申しまして、このように回り道をするとは思いもしませんでした。「決める」ということを置き去りにしていたことは迂闊であったと、今はいたく反省しております。それでもなんとかよきご縁をいただき、ほっと安堵しているところでございます。 息子たちも、何が一番大切なのか...続きを読む
シナリオなんか書けなくても
逢瀬を重ね、気持ちを確かめ、やがて二人は愛を育むようになり...なんてシナリオが書けない場合はどうするか!?どうするもこうするも、それでも何とかしなければ。例えばこんな風に...続きを読む
縁を司る
私は縁を司る神の使者。愛のキューピッドなどと呼ばないでほしい。決して背中に羽など生えていません。ただ人の心を俯瞰(ふかん)できるということでは、天空から愛の弓矢つがえている彼らと似ているかしら?人の心は複雑怪奇...続きを読む
息をするように
とある月の終わりの昼下がり、サロンでは一時緩やかな時間が流れます。「今月のご交際状況は?」「今週、彼のうちへご挨拶に行かれます」「先週彼が来られて、とてもしっかりした青年で...とお母様から...」「ところで東京の○○さんは...続きを読む
頭が上がらない
母には頭が上がらない。産んで育ててくれた。ただそれだけで頭が上がらない。当然でしょう。ところがもうひとり、頭が上がらない女性が増えました。根負けして半ば呆れて、そして何と言っても敵わなくて...続きを読む