しかし、この絶妙のタイミングが
私にいい仕事をさせてくれたのです。
留学帰りの彼女とユニークな彼、
京都所縁で先生同士で年齢頃合い丁度良しとくれば、
私はつい繋げざるを得なかったのです。
嬉しいことに彼もこの縁の繋ぎ目を
ちゃんと見極めてくれました。
彼は幾多の女性の中から彼女だけを選んだのです。
この人と会いたいと。
若い子にも目もくれなかったものですから
我々スタッフも驚くばかりでした。
会えば勿論たちまち意気投合して、
彼女の運転でドライブしたり、
二人で自転車のツーリングを楽しんだりと
あれよあれよとばかりのスピード違反的なご婚約と相成りました。
今頃はアカデミックで楽しい家庭が一つ増えていることでしょう。
彼女にしてみれば数年のブランクがあったからこそ出会えた彼、
彼の方など、それこそある男性のお鉢が回ってきたからこそ出会えた彼女、
まさにタイミングの妙とはこのことでしょう。
それにしてもある男性は一体どうなっているのでしょう。
又の機会に私の出番があることを彼の為にも祈っておきましょう。
え?良きタイミングを掴むコツ?
それは、
チャンスは自ら作る者に巡ってくる―つまり諦めないこと、
でしょうか。
マリッジ・コンサルタント 山名 友子