そうこうしているうちにあっという間に月日は流れ、
瞬く間に青年期は過ぎ去った。
それでも年齢による変化は
側から見る程には自分じゃ感じないものらしい。
私の好みは相も変わらず若くて可愛い・・・
いや待てよ。
本当に若くて可愛ければいいのか?
これまでにも、
いやむしろ今までの方が年齢に見合った
若い子に出会えていたはずじゃないか。
しかしどうもピンとこなかった。
なんでだ?
とそんなことに思いを巡らしている時に彼女を紹介された。
彼女は若すぎるという年齢でもなく極普通に程良い適齢期。
それでも私には10歳以上年下の充分"若い子"だった。
彼女も母親が勝手に入会したという。
だけど私と違ってとても従順だった。
一歩引いたところがありどこか脆いところも匂わせて、
それが何ともいじらしい。
何かと私を頼ってくるところなんか
可愛いらしいじゃないか。
ああそうか。
私にとって可愛いというのは、
ただ見た目の問題だけでなく
私に全幅の信頼を寄せてくれるその態度だったのか。
マリッジ・コンサルタント 山名 友子